鉄道乗車券における学生割引(学割)と往復割引について
この記事は,鉄道を使う際の学割と往復割について,最低限の説明をするものです.(途中やや東大生向け)
鉄道の他にもバスやフェリーにも使えるようです.(私は使用したことが無いです.)
鉄道界隈から見るとやや不適切な表現がありますが便宜上のものなのでご容赦ください.
間違いがありましたらコメントかtwitterで連絡してください.
1. 学割について
1.1 学割の概略
- 学割は片道101キロ以上の乗車券を購入する場合に使えます.
- 定期券等ではなく,普通の切符を買うときに使えます.
- 運賃が2割引になります.
- 学割証を発行する必要があります.
- 特急券には適用されません.
- 使える会社は,JR全社と一部私鉄(東武・名鉄・近鉄etc...)
1.2 学割の利用法
- 片道101km以上の切符であるかと学割が使える鉄道会社であるかを確認する
- 学割証を発行する(東大で学割証を発行できる機械のある場所)
- 乗車区間を記入し乗車券の種類を選ぶ
- 有人で切符を打っている窓口に行く(JRではみどりの窓口・駒場本郷のトラベルセンターも発行可)
- 「学割でhogeからhugaまで.片道(or往復)で」と告げる
- 切符がもらえるのであとは普段通り(自動改札も使える)
1.3 学割の注意点
- 特急券には使えません.(よく言われるので二回書きました)
- 自動証明書発行機は稼働時刻が決まっているので(基本的に平日の昼間),はやめに取得しましょう.
- 有人の窓口が開いている時間にしか買えません.始発に乗る場合などは前日までに購入しておくとよいでしょう(参考:山手線駅のみどりの窓口営業時間)
- 学割証には期限があります.期限が切れたものは使用できません.
- 3年生以上の場合自動証明書発行機のPassはUT-mateのものです.(2014/11現在)
- 片道で二枚買う場合には学割証も二枚必要です.(帰省などで長期間滞在するため往復乗車券の有効期限が切れてしまう場合)
- 学割証を使って乗車している間は学生証の携帯が義務です.ちなみに私は見せてくれと言われたことはありません……(乗車券を発行するときに言われたことはあります)
- 乗車距離の計算は,101キロ以上の場合東京山手線内の駅はすべて東京駅から出発したものとみなされます.出発駅から目的駅まで101キロを超えていても,学割にならない場合や,超えていなくても学割になることがあります.詳しくは窓口の人に聞くか色々調べてください.
1.4 学割の裏技
乗車区間が91キロであったりして微妙に101キロに満たない場合,わざと先の駅まで乗車券を学生割引で買うことで安くすることができます.
例えば東京から根府川に行く場合,単純に乗車券を買うと乗車区間は90.4キロ運賃1660円で学割は使えません.
しかし,東京から熱海までの乗車券を学割で買い(104.6キロ 1940円→1560円),途中の根府川で降りると100円お得になります.
2. 往復割について
2.1 往復割の概略
- 往復割は片道601キロ以上の乗車券を購入する場合に自動的につきます.
- 定期券等ではなく,普通の切符を買うときに使えます.
- 運賃が1割引になります.
- 特急券には適用されません.
- 使える会社は,JR全社(私鉄のは毛色が違う)
- 2.2 往復割の利用法
- 片道601km以上の切符を往復で購入する.(自動券売機で買える)
2.3 往復割の注意点
- 特急券には使えません.(よく言われるので二回書きました)
-
- 学生割引と同時に使えます.(1-0.8*0.9=0.28,28%引き)
- 往復乗車券の有効期限に注意してください.たとえば東京-西明石間の有効期限はゆきの使用開始から10日ですので,その間に東京に帰ってくる必要があります.
- 乗車距離の計算は,東京山手線内の駅はすべて東京駅から出発したものとみなされるのでそのように計算する必要があります.ギリギリかなと思ったら調べるか駅の人に聞きましょう.
2.4 往復割の裏技
乗車区間が560キロであったりして微妙に601キロに満たない場合,わざと先の駅まで乗車券を往復割引で買うことで安くすることができます.
例えば東京から新大阪に行く場合,単純に乗車券を買うと乗車区間は556.4キロで往復割は使えません.
しかし,西明石まで購入することで往復割引を使うことができ,むしろ安くなります.
以下学割と似たような話ですので以下のWebページをご参照ください.
東京・大阪間を往復するときにちょっとお得な「通」のワザ! : Traicy
【東京〜大阪間】通常は利用できない往復割引(601キロ以上)を適用して最大2000円近く交通費を節約するテクニック
最後に,情報は古めですが,いろいろ乗車券の話が載っている面白いWeb ページを紹介します.
東大でのECCS複合機を利用したスキャン
図1 : ECCS複合機の外観
図2 : 多量スキャンの様子
情報教育棟や図書館にあるECCS複合機(図1)はカラースキャン機能を持っています.
プリンタ利用と違って無料です.
USBメモリが必要で,それを差し込むとそこにデータを記録することができます
ただのスキャナではなく,図2のように上の部分に置くことで,多数の紙を一気にスキャンすることができとても便利です.
OCR機能付きで文字情報も埋め込めます.
詳しい利用法は,はいぱーワークブック内
を御覧ください.
この中で唯一注意するところは,
>スタートボタン下のデータランプが点灯している間はデータの転送が終わっていませんので,これが終わるまでは USB メモリを外さないでください.誤って外すとスキャンしたデータが壊れてしまいます.
というところです.
スキャンが終わったように見えてもしばらくUSBメモリを抜かずに待ちましょう.
お近くのECCS複合機の場所は
に書いてあります.
(プリンタって書いてある…(スキャン機能もある!))
(図は9.6 スキャナ | HWBより引用)
Mac OSで選択したウィンドウのスクリーンショットを取る方法
Windowsで範囲選択のスクリーンショットを簡単に取る方法
Windowsでスクリーンショットを取るときに,PrintScreenボタンを押してそれをペイントに貼り付けて(編集して)保存という手順をとっている方もいると思います.
その手順は非常に面倒ですが,Windowsにデフォルトで付属しているソフトであるSnipping Toolを使うと簡単にスクリーンショットを取ることができます.
- 選択した自由領域
- 選択した四角形領域
- 選択したウィンドウ
- 画面全体
のスクリーンショットを取ることができます.
まず,プログラムの検索でsnippingと入力してSnipping Toolを見つけます.
Snipping Toolを起動すると,領域選択の画面になります.
基本的には四角形領域の選択がメインになるかと思いますので,
新規作成の右の▼から,四角形領域の選択を選びます.
その後,切り取りたい範囲をドラッグすると,このようになります
最後にこの画面になるので,保存して終了です.
実は,ここで保存した内容は,クリップボードに保存されているので,
Ctrl+VでそのままOfficeソフトに貼り付けることもできます.
余談ですが,この記事を書くために何度もPrintScreenを使わなくてはいけなくて面白かったです.