LaTeXでキャプションのスタイルを変更する(usepackage{caption})
キャプションのフォントサイズを変更したり,長いキャプションの改行位置を整えたいときがあります.
改行位置を整えたいというのは,デフォルトだと
図 1: 非常に長いキャプションをつけて丁寧にその画像が何を表しているのか説明したいときがあるよね仕方ないねこうなったからにはとことん説明してやろうじゃないか
というように,図番号の下にもキャプションが来てしまうのを,
図 2: キャプションの改行を
自然にする
のようにしたいということです.
そこで,プリアンブルに
\usepackage[format=hang,font=scriptsize]{caption}
と記述します.([]内のオプションは例)
すると,改行位置の変更とフォントサイズの変更ができます.
このcaptionパッケージはオプションが充実していて,図をFig.にすることや,コロンをピリオドにすること,キャプションの位置をmarginで調節することなども簡単にできます.
参考:A Big Fish in a Little Pond (もきログ): LatexのCaptionのカスタマイズに関する防備録
(以下は環境と場合に依存するようです)
これだけだとTeXが無限のエラーを生成する場合がまれにあります.
解決方法は,ragged2e.styとeverysel.styというファイルを.texファイルと同じディレクトリに作成するというものです.
ragged2e.styとeverysel.styというファイルの中身は空にしてください.
これで設定ファイルを編集することなく楽にcaptionがいじれるようになると思います.